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須田国太郎展 [美術展]

先週の日曜日、京都市美術館で開催されている須田国太郎展を見に行きました。

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「工場地帯」1936年

手前の山科川が宇治川に合流する地点を描いたものだそうです。桃山のあたりになりますが、手前は京阪宇治線でしょうから、煙突のある工場のあたりは今は住宅街のはず…。何の工場があったのか、ちょっと気になってます^^;

 

 一週間前は、前記事で書いたように成人式でごったがけしていた岡崎周辺もひっそりとしていました。雪は降らないものの、底冷えの季節ですからね…。

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それでも日展の最終日だったので市美にはそこそこ人がいらしてました。

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須田国太郎は明治24年生まれ。京大で美学・美術史を学びながら関西美術院でデッサンを学ばれたそうです。
その後、ヨーロッパに留学しますが、当時の画家が皆向かったパリではなくスペインへ留学。、帰国後は日本独自の油画に取り組まれました。

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「アーヴィラ」1920年 

スペインではプラド美術館で、ヴェネツィア派の色彩理論やバロック絵画の明暗法を研究されたそうです。エル・グレコの明暗対比の技法も学ばれたようで、エルグレコの模写作品も展示されていました。年末にエルグレコの世界を大阪で見た後だけに、その後の須田の絵で表現したかったものが、なんとなくとはですが少し理解できた気がしました。

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「犬」1950年 

豹とか鵜とか、動物画のコーナーがありました。動物画を描くために、市美の隣の京都市動物園のすぐそばに引っ越して、動物園で動物たちをデッサンしていたそうです。日本画の伝統に沿いながらも、当時の西洋の技法を"直輸入"した油彩画ではない、和魂洋才ともいえる日本独自の油絵を追い求め格闘した須田の心が少し伝わってくる気がしました。



そのあと、寒かったけれど少し歩いて平安神宮に行ってきました。
真冬だというのに、観光バスもけっこう止まっていて、たくさんの方が参拝されていました。

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ご存じの方も多いと思いますが、平安神宮は平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会で、平安京遷都当時の大内裏を一部復元した、いわばパビリオンが前身の新しい神社。どちらかというと、桜や紅葉、時代祭を見にいく観光地といったイメージを持っているのですが、今は重要文化財にも指定されています。

拝殿(大極殿)へ向かうと「左近の橘」は冬は葦で囲われていました。中をのぞきこむと、実がたくさんなっていました。

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平安神宮では、この右近の橘を使ったお菓子や果樹酒も売られていると聞いたことがありますが、またお目にかかったことはありません。この日もそんなことはすっかり忘れていました。次に行ったときには、探してみたいと思います。

 


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コメント 8

オカジュン765

訪問&NICEありがとうございます。
by オカジュン765 (2013-01-27 13:58) 

beny

「工場地帯」1936年
無機質の工場らしくなく穏やかな異国の感じがします。
by beny (2013-01-27 18:59) 

そらへい

高校時代、市美術館で日展などをよく見に行きました。
平安神宮はよく傍まで行くのに、まだ中に入ったことがありません。
by そらへい (2013-01-27 21:13) 

stellaria

力強さと温かさを感じさせる画風ですね! とても心惹かれます。
平安神宮が、内国勧業博覧会のパビリオンだったとは知りませんでした!それが、今までこのような形で残っているとは…。当時の博覧会の影響ってすごいですね。
by stellaria (2013-01-29 00:07) 

くにちゃん

500記事おめでとうございます。
by くにちゃん (2013-01-30 00:19) 

pandan

須田国太郎さんってはじめて知りました、
犬の絵は印象的ですね。
by pandan (2013-01-30 04:43) 

つぐみ

行ってこられたのですね。
なんか心に残る絵でしたよね。
by つぐみ (2013-02-01 11:24) 

hirochiki

おはようございます。
大変ご無沙汰しております。
本日よりブログを再開することになりましたので
また遊びにいらして下さい。
by hirochiki (2013-02-03 05:18) 

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